みなさまこんにちは、いちまるです。
みなさまは資産運用をしていますでしょうか?
資産運用を始めると、相場の変動に一喜一憂してしまうことがあります。
特に、直近のように相場が急激に変動すると、資産を売却したくなる衝動に駆られることもあるかもしれません
しかし、長期の資産運用においては、相場の動きに合わせて細かくいろいろやろうとすることでよりダメージが大きくなってしまうことも…
もしかしたら淡々と資産運用を続けることで、長い目でリターンを狙うことができるかもしれません。
今回は、そんな資産運用の変動についての心構えをお伝えいたします!
資産を持ち続けることが大事!
資産運用を失敗しないためには、相場が上昇するタイミングを逃さないことが大切です。
そのためのベターな選択肢としては、やはり資産を持ち続ける、つまり淡々と運用し続けることです。
しかし、資産を持ち続けることは必ずしも簡単なことではありません。。。
なぜなら相場の変動は、私たちにストレスを与え、本来は必要のない資産の売却をしてしまうことがあるのです。
たとえば、NISAなど資産運用を始めて間もない頃は、リターンがゼロ近辺でプラスとマイナスを行き来することが長期間資産運用をされている方に比べて多いです。
始めて間もないころはやはりご自身の資産が増減することに、一喜一憂し、心理的に疲れてしまい、プラスに戻ったタイミングで資産を売ってしまいやすくなります。
とりあえず周りの方がやっているから資産運用をしよう!…ではなく、何を目的に資産運用をするのかを意識しましょう(*’▽’)
リターンの変化によっては資産運用を中断してしまう!?
資産運用を始めて間もないタイミングで資産がマイナスの評価額になるとやはり気持ち的にはストレスがたまります。
そうなると、プラスに戻った時点で、資産を売却する方が通常よりも多くでるという統計があります。
そして面白いことにその統計をしっかり見てみると、資産運用を始めたばかりの方だけでなく、比較的長く運用を続けていた方も、「相場がまた下落する前に今ある利益を確保しておこう」と資産を売却する可能性があるようです。
みなさまはどうお考えですか?
必ずしも資産運用はしなければならないもの。ではありません。
しかし、やるのではあればしっかりと目標に向かって取り組んでほしいところです!
相場の動きを正確に予測できる方はいるのか?
資産を売却したとしても、その後に値下がりしたタイミングで買い戻すことができれば、理論上はリターンを大きくすることができます。
可能であれば、値下がりのタイミングで購入し、値上がりのタイミングで売却する。これを繰り返していきたいところです。
しかし、短期的な相場の動きを正確に予測してリターンを得るのは、プロでも難しいことなのをご存知でしょうか?
たとえば、2023年11月上旬に資産を売却した場合、「安くなったタイミングで再び投資しよう」と考えていたとしても、少なくとも半年間はそのチャンスがありませんでした。
仮に翌年6月末まで資産運用を中断したままだったとしたら、淡々と運用し続けた場合と比べてリターン差がついたことでしょう。
投資の世界にはいろいろな格言があります。
そのひとつに【頭と尻尾はくれてやれ】ものがあります。
プロでも難しいことを私たちができるのであれば、世の中もっと違っているはずです…
相場が下がったら再投資しようは当たらない
相場にあわせて売買した場合、うまくいけばリターンを高めることができることでしょう!
…しかし、淡々と運用を続けていれば得られたリターンを逃してしまう「機会損失」の可能性が存在することも、みなさまは頭に入れてほしいところです。
長期投資を成功させるためには、相場が上昇するタイミングを逃すべきではありません。
だからこそ、変にジタバタせず資産を持ち続けることが大切になります。
最後に、淡々と運用し続けるためのコツを一つお伝えします!
それは、短期の運用成績をなるべく気にしないように意識することです。
私たち人間の脳は損失を極端に嫌います。
行動経済学の研究によると、同じ金額であれば、「損をすること」による感情の揺れが、「得をすること」による感情の揺れの約2倍になるそうです。
「損をしたくない」という気持ちが強くなりすぎると、少し相場が変動しただけで、「今ある利益を確保しよう」と考えて資産を売却してしまうかもしれません。
すると、資産を持ち続けていれば得られたはずのリターンを逃してしまうことになりかねないのです。
まとめ
過去30年の運用シミュレーションでは、金融危機などによって資産が大きく目減りすることが何度もありました。
しかし、その度にマイナスを取り返し、むしろ長期では大きく成長しています。
もちろん過去がそうであったから、これからもそうなるとは限りません。
しかし、資産運用をされているみなさまは今後の経済に成長を期待している方だと思います。
その中で本来なら得られたはずのリターンを逃してしまうのは、実にもったいないことです。
ぜひ、どんな相場であっても淡々と運用し続けることで、長い目で資産の成長を目指しましょう!!