その他

日経平均株価が急落!?その背景を知ろう!

みなさまこんにちは、いちまるです。
この数日、日経平均株価の急落、そして為替の大きな動きがありました。
資産運用を行っている方の中には、内心落ち着かない方もいらっしゃるでしょう。

…私もそんな一人ですが。。。今回は日経平均株価の急落にスポットを当てて、お話いたしますね(*’▽’)
2024年8月2日、日経平均株価は前日比2216円63銭安の3万5909円70銭で取引を終えました。
この下げ幅は、1987年の「ブラックマンデー」に次ぐ歴代2番目の大きさです!
下落率は5.8%で、ブラックマンデーの14.9%には及びませんが、依然として大きな影響を与えました。

 

背景と要因を知ろう

1. 米国景気の減速懸念:

米国の新規失業保険申請件数の増加や、製造業景況感指数の低迷が米国景気の先行きに不安をもたらしました。これにより、米国株が急落し、その影響がアジアや欧州の市場にも波及しました。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が9月の利下げの可能性を示唆したことも、景気減速懸念を強めました。これにより、米長期金利が急低下し、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。

 

2. 日米の金融政策の違い:

米国が金利を据え置く一方で、日本銀行は政策金利を0.25%に引き上げました。この金融政策の違いが市場に影響を与えました。特に、円安を背景にした日本株の上昇が逆転し、株価の下げが加速しました。

3. 円安の修正:

一時1ドル=161円台に進んだ円安が修正される動きが見られました。これにより、円売り・日本株買いの動きが巻き戻されました。特に、海外投資家がインフレトレードとして行っていた「円売り・日本株買い」のポジションが解消され、株価の変動幅が大きくなりました。

 

4. **ハイテク株の不安定さ**:

人工知能(AI)の収益化が見えにくいことや、半導体関連株の下げが目立ちました。これにより、世界的なハイテク株の揺らぎが日本市場にも影響を与えました²。

 

今後の展望

日本経済は金融緩和に頼る構図から脱却し、持続的な成長を目指す必要があります。
企業の稼ぐ力を高め、経営効率を向上させることが求められます。
特に、日立製作所や第一三共などの持続的な成長期待の大きい企業の株価は、なお前年末比で4~5割高を維持しています。
これらの企業が将来に向けて資本を生かし、経営効率を高める姿勢が重要です。

また、人への投資を増やし、実質賃金の上昇を図ることで、家計の購買力を高め、マクロ経済の好転を目指すシナリオも考えられます。
三菱UFJアセットマネジメントの徳岡祥一氏は、「家計の購買力が上がり、マクロ経済が好転する」との見解を示しています¹。

さらに、金融政策の正常化に向けた動きが進む中で、日本経済がどのように成長のエンジンを描けるかが、今後の市場の行方を左右するでしょう!
特に、金利のある世界でも国内に成長のエンジンを持つ姿を描けるかが重要です。

 

まとめ

このように、日経平均株価の急落は複数の要因が重なった結果であり、今後の市場動向を見極めるためには、金融政策の動向や企業の成長戦略に注目する必要があります。

資産運用を行っている方は、たしかに現状落ち着かないかもしれませんが、長期的な目線で行っているはずですよね?
慌てずに、情報を集め精査し、自分自身の今後を考えてみましょう。