貯蓄・資産運用

インフレに強い資産、弱い資産をチェック!

みなさまこんにちは、いちまるです。
日本はここ30年、インフレとは無縁の経済でした。
しかし…最近は諸外国に追随するかのようにインフレが進んでいます。
日銀は2%のインフレ率を目指していますが、それを超える勢いですよね!

今回は、インフレの中、自分の資産を守るためにも資産の特徴について、具体的に解説しますね。インフレに強い資産と弱い資産を理解することで、適切な投資戦略を立てることができます(*’▽’)

 

インフレの原因

インフレの原因は大きく2つあります。
まずは、カネ余りです。
貨幣の供給が多すぎると、貨幣の価値が下がり、物価が上昇します
先進国では通貨の印刷量が増えているため、貨幣の価値が薄れていくと考えられます。

そしてモノ不足。。。
需要に対して供給が追いつかない場合、モノの希少価値が高まり、価格競争が起きにくくなります。結果的に物価が上昇します。

 

インフレに強い資産

インフレに強い資産は「供給が増えない」という特性を持っています。
具体的には以下のようなものがあります。

純金:
純金は流通量が限られているため、インフレに強いとされています。
金は希少価値が高く、需要がある限り価格が安定しています。
投資家は純金バー、コイン、または金のETF(上場投資信託)を保有することで、インフレリスクを軽減できます。

希少価値の高い不動産:
地の利を持つ不動産や観光資源の多い地域の不動産は、インフレに強いと言えます。
たとえば、日本の自然資源や文化財が多い国であるため、観光資源の多い地域の不動産は大きな資産価値を持つ可能性があります。
ただし、不動産投資はリスクがあるため、慎重に選択する必要があります。

株式投資:
高い技術力や独自のブランド価値を持つ企業は、商品の希少価値が高く、インフレにも強いと期待できます。
ただし、株式投資は市場の変動に影響されるため、リスク管理が必要です。

 

インフレに弱い資産

逆に、供給過剰なものはインフレに弱いです。
例えば、中国の電気自動車や太陽光パネルの過剰生産は、価格競争とともにデフレに陥り、インフレに弱い資産といえるかもしれません。

現金:
インフレになると、現金の価値が目減りします。
物価上昇により、同じ金額で購入できる商品やサービスが減少するため、現金を保有するだけではインフレに弱いと言えます。
対策: 現金を適切な投資先に振り分けることで、インフレリスクを軽減できます。

預金:
低金利の場合、預金もインフレに弱い資産となります。
預金の金利が物価上昇率を上回らない場合、お金の価値が目減りします。
対策: 預金以外の運用先を検討しましょう。
株式や不動産、外貨など、価格変動リスクのある資産に投資することで、インフレに対するリスクを軽減できます。

 

インフレに備える

長期投資、積立投資、分散投資を組み合わせて、インフレに強いポートフォリオを構築しましょう。

長期投資: 価格変動に一喜一憂せず、長期的に同じ商品に投資する方法
積立投資: 定期的に一定額を投資することで、購入単価を平準化可能
分散投資: 異なる資産に分散して投資することで、リスクを抑える

またほかにも、希少価値の高いものを持つことも有効です!
現物資産として、貴金属や絵画を保有することが考えられますね。

 

おわりに

まとめると、インフレに弱い資産を見分けるには供給のしやすさに注目し、希少価値の高い資産を持つことが重要です。
現物資産に投資する場合も同様に考えましょう。
インフレ対策として、適切な資産を選択して30年ぶりのインフレに対応したいですね。