貯蓄・資産運用

NISAでの資産運用!ほんとにそれで大丈夫ですか?

みなさまこんにちは、いちまるです。
新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)が2024年1月から始まりました
今現在(2024年7月)は、今まで資産運用をされていなかった方々も投資に興味を持ち、インデックスファンドに投資をしている方が増えています!!

全世界株式を対象としたオール・カントリーや米国株式を対象としたS&P500など人気ですよね。
旧つみたてNISAの頃から始めた方に加えて、2024年の新NISAから始めた方であっても、直近の株高や円安により、大きな含み益になっている方が多いのではないでしょうか。
今回は、ぜひとも理解しておいていただきたい、株式インデックスファンドのリスクについてご説明します(*’▽’)

株式インデックスファンドのリスクを知ろう

インデックスファンドといっても証券口座で購入できるファンドは種類がたくさんあります。
NISAで人気なファンドは、いわゆる株式インデックスファンドですね。
こちらは名前の通り、株式を対象としたインデックス(ベンチマークといいます)に連動するように運用される投資信託で、初心者にはおすすめ!ほったらかしで大丈夫!といわれてたりしますが本当でしょうか?
一口に株式インデックスファンドといっても、その中身はさまざまです。

身近な例として日本の株式を対象としたインデックスファンドを考えてみましょう。
日本の株式を対象とした代表的なインデックスとしては、日本経済新聞社が公表している日経平均株価や、日本取引所グループが公表しているTOPIX(東証株価指数)があります。

日経平均株価は日本の株式225銘柄を対象としていますので、日経平均株価に連動するインデックスファンドに投資すれば、225銘柄に分散して投資することに!

一方、TOPIXは日本の株式約2,145銘柄を対象としています。
つまりTOPIXに連動するインデックスファンドに投資すれば、日経平均株価に連動のものより、10倍くらい多くの銘柄に分散投資しているのです。

インデックスファンドもそれぞれ特徴があるので、資産運用をされている方は一度ご自身のファンドを確認してみてくださいね(*’▽’)

人気の世界株式インデックスファンド!

日本から海外に目を向けて、さらに幅広く分散された株式インデックスファンドを考えてみましょう。
日本の株式は時価総額で見ると、世界全体(ここでは先進国、新興国の合計)の5%程度です!
日本を含めた先進国の時価総額は、世界全体の約9割をカバーすることになります。

日本を除く先進国(22カ国)の株式を対象としたインデックスとして代表的なものにMSCIコクサイがあり、先進国の1,200銘柄が対象です!
先進国に加えて、新興国(24カ国)まで視野を広げると、ほぼ世界全体の時価総額をカバーできることになります。
日本だけではなく、世界に分散できるのは魅力かもしれません。

株式インデックスファンド分散の度合いは異なる

他にも新興国の株式を対象とした代表的なインデックスであるMSCIエマージング・マーケッツ・インデックスに連動するインデックスファンドに投資すれば、さらに銘柄数を1,400程度増やすことが可能です。
オール・カントリーだと日本、先進国、新興国を全て含みますので、たった1本の投資信で、3,000銘柄程度に分散して投資できるのです。
なお、中小型株まで対象にしているインデックスだと、世界全体で9,000銘柄程度含まれているものもあります!!

これらの商品の特徴は知らないと、数年後こんなはずではなかった…なんてことも。。。

いずれ来るかもしれない世界恐慌
オール・カントリーでも回復するまで6年以上!?

投資する際のリスク管理で大切なことは、幅広い多数の銘柄への分散投資と言われます!
しかし分散していたとしても、その分散が完璧に自分の資産を守ってくれるわけではありません。
残念ながら、急落する時は一斉に下がってしまうこともあります…

実際、世界恐慌の一つ、2008年に起きたリーマンショックでは、オールカントリーでは2007年10月から2009年2月にかけて急落し、6割以上も下落しました。
つまり、100万円投資していたら40万円程度まで下がってしまい、60万円ほどの含み損になってしまったのです!!
この時は、急落前の水準を回復する2013年12月まで6年以上もかかったのです。
リーマンショックの直前に投資を始めた方は、しばらく含み損の状態が続いたことになります。途中で嫌になり売却してしまった方もいたでしょう。
しかし、結果論から見ると現在はその後回復していることがデータからわかりますので、粘り強く続けていた方は正解だったわけです!
ただ、将来のことはわかりませんし、お金が必要な時であれば経済の動きを気にしすぎても仕方ありません。
上がったり、下がったりと波はありますが、長期的に無理なく資産運用を行う、やはりこれが鉄則です!

資産形成を目的とした積立投資は、長期で取り組むものです。
一時的な損益に一喜一憂することなく、初志貫徹で、ぜひ長期的に取り組んでいただければと思います。
私もNISAで長期的な視点で積み立てをしていますので、一緒に育てていきましょう(*’▽’)