みなさまこんにちは、いちまるです。
最近では、民間保険に入る際に慎重になるべき時代になりました。
保険については分からないことが多いかもしれません。
例えば、
「どれくらいの民間保険に入ればいいのか」
「保険料を抑えたいけど優先的に入るべき保険は何か」
「掛け捨ての保険にたくさん入るのはもったいないのか」
「貯蓄性のある保険は損なのか」
など、疑問は尽きませんよね。。。
今回は、人生のアクシデントフォローのひとつである保険というところをご案内いたします!
公的保障の不足分を補う
保険に入る際の基本的な考え方は、公的保障の不足分を補うことです。
最近、「生命保険は公的保障があるから不要」という意見をよく見かけますが、本当にそうでしょうか?
例えば、生命保険の代わりになる公的保障として遺族年金があります。
遺族年金は、国民年金や厚生年金に加入している方が亡くなったときに、その遺族が受け取ることができる年金です!
遺族年金には、「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」があり、亡くなった方の年金の加入状況によって支給される年金が異なります。
サラリーマンのように厚生年金保険料を支払っていれば、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方がもらえますが、自営業やフリーランスの方で国民年金保険料を払っている場合は遺族基礎年金のみですね。
参考:日本年金機構
いくら足りないのか把握する
生命保険の分野だけでも、厚生年金まで加入しているか国民年金のみ加入しているかで、家庭によって支給される金額が違います。
自分の家庭では「誰が死亡すればいくら遺族年金が入るのか」を理解し、保障が足りているかどうかを確認しましょう!
例えば、国民年金のみ加入で子どもがいない場合、年間約80万円しか受け取れないこともあります。
年金の試算についてはインターネットで調べることができますが、苦手な方はファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのも良いでしょう。
生命保険・医療保険は公的保障の不足分を補う
生命保険は、遺族年金から不足分を算出して加入しましょう。
特にご結婚されて、お子様が生まれ家族構成が変わった方は要注意!
今、しっかりと考えたほうが良い時期かもしれません。
次に医療保険です。
公的な医療保障には国民健康保険や労災保険があります。
例えば、保険証を見せれば医療費の負担額が3割になるといった保障です。
他にも、傷病手当金や高額療養費制度、出産育児一時金や介護保険制度などがあります。
よくインフルエンサーが「高額療養費制度があるから医療保険は不要」と発言していますが、これは一部正しいものの、誤解を招く可能性があります!
高額療養費制度は高額な医療費に対して個人の負担上限を設けるものであり、医療保険が不要と言い切れるものではありません。
医療費の負担が月10万円が上限になっても、収入が減ると生活が厳しくなります。
医療費以外にも住居費や光熱費などの生活費がかかるため、医療保険で不足分を補うことが重要です!
貯蓄で補うという考え方
「貯蓄で補えればOK」という考え方もありますが、これは人によります。
発生した不幸(死亡・ケガなど)に対して、貯蓄を取り崩しながら生活を立て直せる自信がある方や覚悟がある方であれば問題ありません。
しかし、身内を失った不幸に加えて経済的な困難に耐えられない場合や、そもそも貯蓄が難しい場合は保険に入ることを検討しましょう!
このあたりはライフプランを作成することである程度、想定することができます(*’▽’)
損害保険は必須
生命保険や医療保険とは別に、損害保険も重要です!
損害保険は自動車保険や火災保険など、高額な補償が必要なものです。
これらは発生確率は低いものの、補償額が高額になるため、貯蓄でまかなうのは難しいでしょう。
自転車に乗るなら自転車保険、自動車に乗るなら自動車保険(任意保険)に加入はおすすめです!
保険の優先順位
保険に入る順番としては、以下のように考えると良いでしょう。
もちろん、その方のライフスタイルによって必要なもの、考えたほうが良いものは変わってきます。
1.損害保険(必須)
2.生命保険(死亡保障)
3.公的保障では足りない医療保障(できれば終身)
4.終身生命保険・個人年金保険など、貯蓄性のある保険
この順番で保険に入ることで、無駄が少なくリスクに備えることができます!
おわりに
今回は保険についてわかりやすく説明しました。
モノにあふれているこの時代だからこそ、自分に合った保険を選ぶことが大切です!
インターネットで安い保険を探すこともできますが、それが必ずしも最適な保険とは限りません。
安さにとらわれず、自分に必要な保険を見極めましょう(*’▽’)