みなさま、こんにちは。いちまるです。
住宅購入は人生で最も大きな買い物の1つですよね。
しかし、購入後のメンテナンス費用も無視できない重要な要素だと私は考えています!
新築住宅を購入したら関係ない?そんなことないですよね。年月が経つにつれて必ず修繕が必要になります。
計画的なメンテナンスを行うことで、長期的に見て家の価値を維持し、修理費用を抑えることができます。
今回はファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、住宅購入後のメンテナンス費用とその計画についてわかりやすくまとめてみました(*’▽’)
メンテナンス費用の種類
まず、住宅のメンテナンス費用には以下の3つの種類があります。
それぞれ確認しておきましょう!
定期メンテナンス
定期メンテナンスは年間を通じて行う必要のある基本的なメンテナンスです。
例えば、屋根や外壁の点検、エアコンのフィルター掃除、排水管のクリーニングなどが含まれます。
これらのメンテナンスを怠ると、後々大きな修理費用が発生する可能性が高くなります。
突発的な修理
突発的な修理とは、予期せぬトラブルに対処するための費用です。
例えば、給湯器の故障、水漏れ、ガラスの破損などが挙げられます。
こうした突発的な修理は、いつ起こるか予測が難しいため、常にある程度の予備費を準備しておくことが重要です。
アップグレードやリフォーム
アップグレードやリフォームは、住環境を改善するための投資です。
例えば、キッチンやバスルームのリフォーム、壁紙の張り替え、エネルギー効率を高めるための設備更新などが含まれます。
これらは単なる修繕ではなく、生活の質を向上させるための投資でもあります。
メンテナンス費用の見積もり方法
まず、全体の家計に占める割合としてどれくらいの予算を確保するかを設定します。
一般的には、住宅の年間メンテナンス費用として住宅価格の1%を見積もることが推奨されます。
例えば、5000万円の家を購入した場合、年間50万円をメンテナンス費用として見積もるのが一般的です。
同様の住宅を持つ他の人の意見や経験を参考にすることも有効です。
例えば、近隣住民や知人のアドバイスを聞いたり、インターネットで情報を収集したりすることで、具体的な費用感を把握できます。
ほかにも長期的な視点で費用を計画する際には、インフレや経済状況の変動も考慮に入れる必要があります。
物価の上昇や経済の変動により、修繕費用が将来的に上がる可能性があるため、余裕を持った予算設定が重要です。
効率的なメンテナンス計画の立て方
効率的なメンテナンス計画を立てるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
定期点検のスケジュール化
季節ごとに行うべきメンテナンスのリストを作成し、定期的に点検を行います。
例えば、春には屋根や外壁の点検、夏にはエアコンのクリーニング、秋には排水管のチェック、冬には暖房設備の点検など、季節に応じたメンテナンス項目をスケジュール化します。
専門家の助言を取り入れる
プロの業者に相談し、必要な点検や修理を行うことも大切です。
専門家の意見を取り入れることで、見落としがちな問題を早期に発見し、適切な対策を講じることができます。
例えば、年に一度は専門業者による屋根の点検を依頼することで、大きな修理を未然に防ぐことができます。
DIY vs プロの選択
自分でできるメンテナンスと専門業者に依頼するものを判断することも重要です。
簡単な作業は自分で行うことで費用を抑えつつ、専門的な知識や技術が必要な作業はプロに任せるのが賢明です。
例えば、フィルター掃除や草刈りなどの簡単な作業は自分で行い、電気配線の修理や屋根の補修などは専門業者に依頼します。
メンテナンス費用の賢い管理方法
予算を管理しやすくするために、メンテナンス費用専用の口座を作ることをおすすめします。
毎月一定額をこの口座に積み立てることで、突発的な修理費用にも対応しやすくなります。
例えば、月々の家計から2万円を専用口座に積み立て、年間24万円の予備費を確保する方法です。
また火災保険や地震保険など、災害時の費用をカバーする保険の見直しも行いましょう。
適切な保険に加入することで、予期せぬトラブルに対する経済的なリスクを軽減できます。
例えば、火災保険に加えて、地震保険にも加入することで、大規模な災害が発生した際の修繕費用をカバーできます。
ほかにも住宅ローンの管理も重要です。
メンテナンス費用を含めた計画を立てることで、家計全体のバランスを保つことができます。
例えば、住宅ローンを組む際に、月々の返済額にメンテナンス費用を上乗せして計算し、予算を確保します。
事例紹介:計画的メンテナンスでコスト削減に成功した家族
ここでは、計画的なメンテナンスを実施することでコスト削減に成功した家族の事例を紹介します。
事例1:
定期的なメンテナンスを怠らず、長期的に修理費用を抑えた家族 Aさん家族は、毎年定期的にプロの業者による屋根や外壁の点検を行っていました。その結果、屋根の劣化を早期に発見し、小さな修理で済ませることができました。これにより、大規模な修理が必要になる前に対策を講じ、長期的な修理費用を大幅に削減することができました。
事例2:
プロのアドバイスを受け入れ、大規模な修理を未然に防いだケース Bさん家族は、新築から10年が経過した頃に、専門業者のアドバイスを受けて全面的な点検を実施しました。その結果、配管の劣化が見つかり、早期に修繕を行うことで大規模な水漏れを防ぐことができました。プロの意見を取り入れることで、未然に大きなトラブルを防ぎ、結果的にコストを抑えることができたのです。
おわりに
ファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、住宅購入後のメンテナンス費用とその計画についてまとめましたがいかがでしたでしょうか?
計画的なメンテナンスは、住宅の価値を維持し、家計にポジティブな影響を与える重要な取り組みです。
長期的な視点での住宅維持管理は、家族全員の生活の質を向上させるためにも非常に重要です。
計画的なメンテナンスを通じて、住宅の寿命を延ばし、将来的な大規模な修繕費用を回避することができます。
また、メンテナンスにかかるコストを予測し、計画的に管理することで、家計に対する負担を軽減することができます。
住宅は、購入後も継続的なケアが必要な大きな資産です。
適切なメンテナンスを行うことで、その価値を維持し、さらには向上させることが可能です。最後に、万が一のトラブルに備えて、予備費の確保や保険の見直しも定期的に行うことをおすすめします(*’▽’)