みなさまこんにちは、いちまるです。
土地や物件を探していると、相場より安い「再建築不可物件」を目にすることないでしょうか?
この「再建築不可」とはどういうことか気になりますよね。
今回は、「再建築不可物件」を購入するメリットやデメリットについてわかりやすくまとめてみました(^ ^)
再建築不可物件とは何か
再建築不可物件とは、現在の建物を取り壊した場合、新しく建物を建てることができない物件を指します。
これは、建築基準法の接道義務を満たしていない敷地に建っているためです。
例えば、敷地が道路に2メートル以上接していない場合などが該当します。
このような物件は、建て替えができないため、将来的な利用に制約があります。
なぜこんな義務があるのか…
それは消防車や救急車といった緊急車両が入れるようにすることで、消火活動や救助活動をスムーズに行えるようにするためです。
つまり、消防車や救急車が入れない土地に家を建てないように。ということなのです!
ちなみに再建築不可物件は、新たに家を建てることはできませんが、既存の家をリフォームして住み続けることは可能ですので、中古の戸建てを購入する選択肢はもちろんありますよ〜
再建築不可物件を購入するメリット・デメリット
再建築不可物件を購入するメリットは、なんといっても価格が安いことでしょう!
建て替えができない、増改築ができない、車も入らない土地は買い手がつきにくいため、周囲と比べてやはり安くなります。
その相場は、周囲の1割~5割程度といったところでしょうか。
特に古い家をリフォームして住みたいという方には、安く手に入れてその分をリフォーム費用にかけやすくなります。
また、固定資産税や都市計画税が安いというメリットもあります。
一方で、再建築不可物件のデメリットは、建て替えや増改築ができないことです。。。
リフォームは可能ですが、老朽化した建物の修繕費用や耐震・断熱工事の費用がかさみます。
また、狭い土地に建っていることが多く、工事費用が増加する可能性があります。
さらに、担保価値が低いため住宅ローンが組みにくく、自己資金が必要です。
台風や火災で倒壊・焼失した場合、再建築ができないリスクも…購入時には慎重な判断が求められますね。
再建築不可物件の購入時のチェックポイント
再建築不可物件は安価で魅力的ですが、購入時にはいくつかのチェックポイントがあります!
まず、インフラ状況を確認しましょう。
電気、ガス、水道がどこを通っているかを確認することが重要です。
次に、雨水の排水状況を確認し、基礎に悪影響がないかをチェックします。
また、風通しや日当たりも重要です。
周囲を家で囲まれている場合、湿気が溜まりやすく、メンテナンス費用がかさむ可能性があります。
ほかにも再建築不可の理由を明確にし法的な制約を確認したり、賃貸物件や店舗としての利用など用途の検討もするとよいでしょう。
これらのチェックポイントを確認するためには、専門家と一緒に物件を見学することをおすすめします。
特に、再建築不可物件の経験がある建築家や施工会社と一緒に確認すると、予期せぬ問題にも対応しやすくなります。
再建築不可物件の購入事例
事例1
賃貸物件としての活用 ある購入者は、再建築不可物件を購入し、リフォームを行って賃貸物件として活用しました。
低コストで購入できたため、賃貸収入で十分なリターンを得ることができました。
事例2
店舗としての利用 別の購入者は、再建築不可物件を店舗として利用しました。
立地が良かったため、リノベーション後にカフェとして成功を収めました。
事例3
自宅としての利用 再建築不可物件を自宅として購入したケースでは、リフォームを行い、長期間住むことを前提にした計画を立てました。
価格が安かったため、リフォーム費用を含めても予算内で収まりました。
まとめ
「再建築不可物件」を購入するメリットやデメリットについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
再建築不可物件は安価で手に入る一方、住宅ローンが組みにくかったり、倒壊した場合に住めなくなるリスクもあります。
購入は慎重に、専門家と一緒に検討することが大切です(^◇^)