ライフプラン

国民年金の未納はヤバい!?「赤い封筒」の意味とは?

みなさまこんにちは、いちまるです。
人生100年時代の現代、セカンドライフ時期での収入は貴重ですよね。
国民年金は、そんな収入の代表例ではないでしょうか。

一方で、これからの日本の行く先を考えると国民年金には期待できないという考えをお持ちの方も一定数いらっしゃるのは事実です。
しかし、国民年金の未納が続くと、最終的には「赤い封筒」が届くことになります。
この赤い封筒は、日本年金機構からの最終警告であり、無視すると財産差押えという厳しい結果に至る可能性があります。
今回は、国民年金の基本から未納のプロセス、そして未納のデメリットと対応策について、実際の体験談を交えて詳しく解説します(*’▽’)

 

国民年金の基本のイロハ

まず、国民年金について基本的なことを押さえておきましょう!
国民年金は、基礎年金ともいわれ国民皆年金制度により、20歳以上60歳未満の方は、すべて加入しなければならない公的年金のことです。
一定額の保険料を納めることにより、老齢、障害、死亡によって、その人や家族の生活が脅かされないように保障する社会保障制度の一つになります。

自分が支払った保険料を将来受給する積立方式ではなく、集めた保険料をその時の年金支給にあてる賦課方式を基本的に採用しています。
国民年金の加入者(被保険者)には、個人で保険料を納付する第1号被保険者(自営業、農林漁業、自由業、学生など)、給料から天引きされる第2号被保険者(厚生年金に加入している会社員、公務員など)、届け出をすれば、個人で納める必要はない第3号被保険者(第2号の配偶者)に分かれています。
専業主婦の方はこの第3号被保険者(第2号の配偶者)に該当する方も多いでしょうか。

また、学生納付特例制度や若年者納付猶予制度などが設けられています
20歳からの納付が義務付けれらている一方で、20歳時点では大学などに通う学生である方が多いので、この制度は利用した方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

未納続けた場合のプロセスとは

国民年金は対象の方がすべて納付義務があるのですが、ある事情で納付していない方もいらっしゃることでしょう。国民年金の保険料を未納のまま放置すると、以下のようなプロセスで警告が届きますので、確認していきましょう。

①圧着ハガキ:
「国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)」が届きます。これは最初の警告です。

②特別催告状:
未納が続くと、封筒の色が青→黄→赤(ピンク)と変わる特別催告状が届きます。
色が変わるごとに警告の強さが増します。

③最終催告状:
赤い封筒で届き、納付しないと財産差押えに移ることが記載されています。

④督促状:
延滞金が発生する督促状が届きます。

⑤差押予告通知書:
財産調査の上で送られ、差押え前の最後通告となります。

 

国民年金未納のデメリットと実態

さて、未納を続けるとどのようなデメリットがあるのかみなさまはご存知でしょうか?

2023年度の現年度納付率は77.6%で、多くの方が納付していますが、未納を続けると最終的には財産差押えに至るケースもあります。
実は2023年度には3万人が財産差押えの対象となりましたので、未納を続けている方は無関心ではいられないことでしょう。

差押えの対象となる財産は、給与の一定額、預貯金、自宅などの不動産、生活必需品以外の動産、自動車などです。特に、所得額が300万円以上で7ヵ月以上保険料が未納の方が対象となりますが、この条件は年々厳しくなっており、いずれ無条件になる可能性もあります。。。
みなさまは大丈夫ですか?

 

体験談

実際に年金未納で差押えに遭った方々の体験談を紹介します。

体験談1
会社員から自営業へ転身した男性

30歳で独立し、自営業を始めた男性は、会社員時代の厚生年金から国民年金への切り替え手続きを怠っていました。生活が苦しく、保険料の支払いを後回しにしていた結果、最終的に赤い封筒が届きました。彼はそれでも納付せず、最終的に銀行口座が差し押さえられました。彼は「もっと早く相談していれば」と後悔しています。

 

体験談2
家族に内緒で未納を続けた女性

ある女性は、家族に内緒で国民年金の保険料を未納にしていました。最初は青い封筒が届き、その後黄色、赤と警告が強まっていきました。最終的に差押え予告通知書が届き、家族に知られることになりました。彼女は「家族に相談していれば、こんなことにはならなかった」と話しています。

 

体験談3
経済的困難に直面したシングルマザー

シングルマザーの女性は、経済的に厳しい状況で国民年金の保険料を支払うことができませんでした。彼女は年金事務所に相談せず、未納を続けた結果、最終的に自宅の不動産が差し押さえられました。彼女は「もっと早く年金事務所に相談していれば、免除や猶予の制度を利用できたかもしれない」と後悔しています。

 

未納の対応策

体験談を見てみると、もしかしたらご自身の将来に近いものもあるかもしれません。
では、未納を避けるためにはどうすれば良いのでしょうか?

まず、できるだけ早く保険料を納付することが重要です。
しかし、経済的に困難な場合は、年金事務所に相談することをおすすめします!
保険料免除や猶予の制度を利用することで、財産差押えを回避することができます。
ほったらかしという状態が一番よくないので、通知が来た場合は早めに対応をしていきましょう!

 

まとめ

国民年金の基本から未納のプロセス、そして未納のデメリットと対応策について、実際の体験談を交えて解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

国民年金の未納は、最終的に財産差押えという厳しい結果に至る可能性があります。
日本年金機構からの警告を無視せず、迅速に対応することが重要ですね!
特に赤い封筒が届いた場合は、最終警告であるため、速やかに対応することが求められます。

国民年金の未納に関する情報をしっかりと理解し、適切な対応を心がけましょう(*’▽’)