貯蓄・資産運用

新NISAは資産形成として非効率?含み損を抱えれば非課税であっても意味がない!

みなさまこんにちは、いちまるです。
2024年から新NISA制度が話題になり、多くの方が資産運用に興味を持たれただけでなく、実際に一歩踏み出したのではないでしょうか。
一方で、ニュースで大々的に取り上げられた結果、制度をしっかり理解せずに見切り発車している方も一定数いらっしゃるようです。

日本人はマネーリテラシーが世界的に見て低いとされ、今後の課題といえるでしょう。
2022年度からは高校での金融教育も始まりましたが、大人世代の方は学生時代に勉強してこなかった知識ですので、今からでも身に着けたいところです。

今回は、資産運用をするなら新NISAを使えという言葉は本当なのか、デメリットは無いのかをまとめてみました(*’▽’)

 

証券会社の選び方のイロハ

新NISAを始める際、証券会社の選び方は非常に重要ですよね。
みなさまはどんなポイントが大事だとお考えでしょうか。

以下のポイントをまとめてみましたので、ご覧ください!

・手数料の比較:
ネット専門の証券会社(SBI、楽天、auカブコム、松井、マネックスなど)は手数料が安く、頻繁に売買する場合に適しています。一方、大手証券会社(野村、大和、みずほ、SMBC日興など)は手数料が高いですが、新規上場株の取り扱いに強みがあります。

・情報の速さ:
ネット専門の証券会社は企業情報やチャートの更新が迅速で、リアルタイムの情報を得やすいです。これにより、投資判断を迅速に行うことができます。

・顧客サービス:
大手証券会社は大口顧客向けのサービスが充実しており、個別の相談やサポートが受けられることが多いです。特に初心者や大規模な投資を考えている場合には、これらのサポートが役立つことがあります。

自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。
周りのみんながココでやっているから…という安易な選択をせずに自分のためにも調べることをおすすめします!

 

新NISA制度の活用方法

新NISAを効果的に活用するためには、制度の理解がかかせません
新NISA制度に限らず、資産運用をされている方、しようと考えている方は資産が増える前提で行っていることが通常でしょう。
しかし、活用方法を間違えると、「こんなはずではなかった…」ということが起こる可能性もあるので以下のポイントは押さえておくとよいでしょう。

・売買のタイミング:
株価の変動や相場の流れを見極めて、適切なタイミングで売買を行うことが重要です。長期的な視点で投資を行いながらも、必要に応じてポートフォリオを見直すことが求められます。例えば、株価が大きく下落した際には、割安な銘柄を購入するチャンスと捉えることができます。

・中長期のスタンス:
新NISAは中長期の投資に適しており、短期的な利益を追求するよりも、企業の成長を見越した投資が推奨されます。企業の業績や市場のトレンドを分析し、将来的に成長が期待できる銘柄に投資することが重要です。

 

金融商品のリスクとの付き合い方

資産運用、新NISAを活用するうえで、リスクはつきものです。
ノーリスクハイリターンの資産運用があれば、私もやりたいところですが、、、
そんな都合の良い金融商品はありません。
みなさまの近くにそんな商品があれば紹介してください(笑

リスクについてはしっかりと理解し、適切に対処していきましょう。

・価格変動のリスク:
市場の変動により、投資商品の価格が上下するリスクです。特に株式市場はボラティリティが高く、短期間で大きな価格変動が起こることがあります。

・手数料のリスク:
売買手数料や管理費用が利益を圧迫する可能性があります。手数料が高いと、利益が出ても手数料で相殺されてしまうことがあります。

・倒産のリスク:
投資先の企業が倒産するリスクです。特に新興企業や業績が不安定な企業に投資する場合、このリスクは高まります。

・業績変動のリスク:
企業の業績が予想外に悪化するリスクです。業績が悪化すると、株価が下落し、投資資金が減少する可能性があります。

・地政学的リスク:
国際情勢や政治的な要因が投資に影響を与えるリスクです。例えば、貿易戦争や政治的不安定が市場に悪影響を及ぼすことがあります。

 

新NISAは危ない?

新NISAは非課税の恩恵があります。
このメリットはとても大きいものになります。
どういうことかというと…一般的には金融商品というものは利益に対し20%の税金がかかります。
ですので例えば、株式で100万円の利益を得たとしても、20万円が税金で引かれ、80万円しか手元に残りません。

その20%の税金を非課税にしてあげるよ。というのがNISA制度のメリットの一つなのです!!
しかし、そんなメリットも気を付けるべきポイントがあります。
それは含み損を抱えるとその意味がなくなるというところです。

・長期保有のリスク:
銀行や証券会社が勧める金融商品を長期間保有することは、含み損を抱えるリスクが高まります。相場の変動に応じて適切に売買を行うことが重要です。例えば、株価が大きく上昇した際には、利益を確定させることを検討するべきです。

・非課税の恩恵:
非課税の恩恵を受けるためには、利益を確定させるタイミングが重要です。含み損を抱えたままでは、非課税のメリットが活かせません。利益が出たタイミングで売却し、非課税の恩恵を最大限に活用することが求められます。

 

新NISAへの投資期間、目的をどうするのか

新NISAは年間360万円、生涯通算で1800万円まで非課税ですので上手に活用したいところです。
以下のポイントは最低限、しっかりと押さえておきましょう。

・投資期間:
長期的な視点で投資を行うことが推奨されますが、適切なタイミングでの売買も重要です。市場の動向を見極め、柔軟に対応することが求められます。例えば、経済状況や企業の業績が変わった場合には、投資戦略を見直すことが必要です。

・投資目的:
新NISAの非課税枠を最大限に活用するためには、明確な投資目的を持つことが重要です。短期的な利益を追求するのではなく、長期的な資産形成を目指すことが推奨されます。例えば、老後の資金や子供の教育資金など、具体的な目的を設定することで、投資の方向性が明確になります。

 

まとめ

新NISAで気を付けるべきポイントをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
新NISAは非課税の恩恵を受けるための制度ですが、含み損を抱えるとその意味がなくなります。
証券会社の選び方、リスク商品の理解、適切な売買タイミングを考慮し、慎重に投資を行うことが重要です!
資産運用は自己責任で、金融機関や政府が資産運用を手助けすることはないため、自分自身でしっかりとした投資戦略を立てましょう(*’▽’)