みなさまこんにちは、いちまるです。
日本では、終活の一環としてお墓を準備することが重要視されていますよね。
今までお墓は「家」という考え方が強かったですが、最近は「個」へとシフトしており、次世代に負担をかけない形が求められています。
終活を通じて、自分の意思を明確にし、家族に負担をかけないようにすることが目的となっています。
今回は、そんな終活、お墓の考え方についてまとめてみました(*’▽’)
終活の現状とトレンド
日本の高齢化社会が進む中で、終活ビジネスは急速に拡大しています。
終活とは、自分や家族が円満に人生を終えるための準備を指し、葬儀や相続の手続き、生前整理などが含まれます。
市場規模は年間約1兆円とされ、日本では少子高齢化の波が後押しし、今後も拡大が予想されています。
終活を通じて、自分の意思を明確にし、家族に負担をかけないようにすることが目的となっています。
終活を始めるタイミングは人それぞれですが、一般的には60歳前後から始める方が多いようです。
特に、退職や子供の独立など、人生の大きな節目を迎える時期に始めることが多いです。
ただし、終活を始める年齢に決まりはなく、体力や気力が充実している時期に始めるのが理想的でしょう!
お墓の変化
お墓の形態も大きく変わってきています。
従来の「家墓」から「個人墓」へのシフトが進み、特に樹木葬や納骨堂が人気です。
これらの新しい形態は、費用が安く、維持管理が容易であることが特徴です。
また、どちらも永代供養が可能で、後継者がいない場合でも安心して利用できます。
樹木葬:
自然の中で樹木や草花をシンボルにして遺骨を埋葬する方法
自然志向:自然に還りたい、緑豊かな環境で眠りたいという方に人気
費用:比較的安価で、合葬型なら数万円から、個別型でも数十万円程度
場所:里山や森林、公園などの屋外で自然の中での埋葬が一般的
納骨堂:
屋内に遺骨を安置する施設
屋内施設:天候に左右されず、いつでも快適にお参り可能
費用:初期費用は数十万円からで、年間管理費がかかる場合もある
場所:都市部に多く、アクセスが良い場所にある
費用と経済的負担
一般墓の購入費用は平均150万円ですが、樹木葬や納骨堂はその半分程度です。
例えば、樹木葬の費用は平均で70万円から80万円程度、納骨堂は50万円から100万円程度です。
また、一般墓の年間維持管理費が5000~1万円かかるのに対し、樹木葬などは維持管理費がかからない場合が多いです。
これにより、次世代に経済的な負担をかけずに済むというメリットがあります!
離檀料とトラブル
菩提寺に所属する檀家が一般墓を墓じまいする際、5万~20万円の離檀料を寺側に払う慣習がありますが、相場が分かりにくく、トラブルになるケースもあります。
離檀料は「お布施」の意味合いが強いため、金額が不透明であり、数百万円を要求されることもあります。
例えば、ある家族が離檀料として100万円を要求されたケースも報告されています。
これが原因で、一般墓から樹木葬や納骨堂への移行が進んでいます。
墓じまいの手順と事例について
墓じまいを行う際は、まず親族と相談し、先祖が眠る一般墓をやめることに合意する必要があります。
その後、代々お世話になったお寺とも相談し、閉眼供養やお墓の撤去を進めます。
役所への書類提出は最後の事務作業です。
具体的な手順としては、まず新しいお墓の種類や場所を決め、次に親族と合意を得て、最後にお寺と相談して手続きを進めます。
事例1: 樹木葬の選択
東京都に住むAさん(70歳)は、子供たちが遠方に住んでいるため、一般墓の維持が難しいと感じていました。そこで、自然に還ることができる樹木葬を選びました。費用は約80万円で、維持管理費がかからないため、子供たちに負担をかけずに済むと安心しています。
事例2: 納骨堂の利用
大阪府に住むBさん(65歳)は、都市部に住んでいるため、アクセスの良い納骨堂を選びました。費用は約60万円で、ビル内にあるため、天候に左右されずにお参りができる点が気に入っています。
事例3: 離檀料のトラブル
神奈川県に住むCさん(75歳)は、一般墓を墓じまいする際に、菩提寺から離檀料として100万円を要求されました。相場が分からず困惑しましたが、最終的には交渉の末、20万円で合意しました。この経験から、事前に離檀料について調べておくことの重要性を痛感しました。
まとめ
終活、お墓の考え方についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
最近では、樹木葬や納骨堂が人気を集めています。
都市部への人口移動や少子化が進む中で、家族の形態やライフスタイルも変化しており、これが新しいお墓の形態の選択を促しています。
日本のお墓の文化は時代とともに大きく変化してきました。
終活を通じて、自分や家族にとって最適なお墓の形態を選ぶことが重要です!