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他人事ではない!SNS型投資詐欺が増加中!

みなさまこんにちは、いちまるです。
「オレオレ詐欺」といった特殊詐欺についてはだいぶ情報が回ってきた世の中ですが、まだまだ被害が大きいです。
年間被害額で過去最悪だったのは2014年の565億5千万円ですね。
しかし、SNS型投資詐欺は上半期だけでその規模に迫る勢いになってきています。
この時代だからこその、新たな手口の詐欺による脅威の高まりが鮮明になってきました。

今回は、SNS型投資詐欺についてお話いたします(‘▽’)

 

SNS型投資詐欺ってそもそもなに?

SNS型投資詐欺とは、SNSを利用して投資に関するメッセージのやり取りを重ね、最終的に金銭を振り込ませる詐欺のことです。
この詐欺の手口は非常に巧妙で、以下のような流れで行われます。

1. SNS広告やメッセージ:
著名人や投資家を装ったアカウントが「必ず儲かる投資方法」などの甘い言葉で誘導します。

2. 信頼関係の構築:
SNS上でメッセージのやり取りを重ね、被害者の信頼を得ます。

3. 少額の利益:
最初は少額の投資で高い利益を出し、被害者を安心させます。

4. 高額投資の要求:
その後、より大きな金額の投資を求め、最終的には資金を持ち逃げします。

このような詐欺に遭わないためには、「確実に儲かる」「あなただけに教える」といった言葉に注意し、投資先が実在するかどうかを確認することが重要です!!

 

被害の実態を確認

SNSの偽広告などを通じ金銭をだまし取る「SNS型投資詐欺」を巡り、2024年1~6月の被害額が506億3千万円に上ることが31日、警察庁のまとめで分かりました。
これは前年同期比7倍で、被害者は50~70代が全体の70.9%を占めています。
つまり資産形成を検討する40代以上のビジネスパーソンが標的にされやすいということですね。
日本人は、今まで預金貯蓄を中心とした資産形成をしていたので、これからの時代、マネーリテラシーの向上も必須でしょう。

2024年上半期は計3570件の被害があり、被害額は「500万円以下」が1678件で最も多い一方、1億円を超えるものも54件確認されました。
今まで普通の生活をしていた方に、自分にだけおいしい話がくるなんて…残念ながら世の中はそんなに甘くありません。
自分のお金は自分で守る必要がありますね。

被害者を誘う広告で悪用されたSNSやサイトは、インスタグラムが31.4%で最も多く、フェイスブック(19.4%)投資サイト(14.2%)が続います。
詐欺グループがかたった身分は投資家(35.5%)が最多で、「その他著名人」が17.6%だったので、この辺の情報は知っておいた方がよいかもしれません。

 

気を付けるべきポイント

SNS型投資詐欺は、SNSを利用して投資に関するメッセージのやり取りを重ね、最終的に金銭を振り込ませる詐欺なので、以下のポイントに注意しましょう!

まず、甘い言葉に注意!
「必ず儲かる」「あなただけに教える」といった言葉には警戒心を持つことが大切です。
また、投資先が実在するかどうかを確認し、金融庁の登録業者かどうかを調べることも必要でしょう。
無登録業者との取引は違法ですので、注意が必要です!

さらに、少額の利益に惑わされないようにしましょう。
詐欺師は最初に少額の利益を見せて安心させ、その後に大きな投資を求めてきます
大きな投資を求められた場合は特に注意が必要かもしれません。

そして個人情報の管理も重要です。
SNSで資産状況や個人情報を公開しないようにし、詐欺師がこれらの情報を利用してターゲットに合わせた誘いをしてくることを防ぎましょう!

最後に、投資の話が出たらまずは家族や友人に相談することをおすすめします。
第三者の意見を聞くことで冷静な判断ができ、詐欺に遭うリスクを減らすことができます。
もし怪しいと感じたら、すぐに警察や弁護士に相談することも検討して下さい!

 

まとめ

SNS型投資詐欺の被害抑止のためには、SNS上の偽広告を締め出す必要があります。
総務省の有識者会議は7月、広告の事前審査の強化や違法広告の掲載停止の重要性を強調しました。

また、警察庁は都道府県警を横断した取り締まり体制の構築を進めています。
SNS型投資・ロマンス詐欺の取り締まりにも当たり、6月末までに14件を摘発しました。

一方で、詐欺についてはいたちごっこでもあります。
どんな世の中になっても残念ながら100%なくすというのは難しいでしょう。
つまり、自分の身は自分自身で守れる力を付けていくしかありません。

資産運用が一般的に少しずつ広まってきている今だからこそ、より一層気を付けていきましょう。